セロトニン不足が起きている
生理前になるとメンタル面の不調とフィジカル面の不調に加えて、脳の働きが鈍くなると感じませんか?私は、なんだか頭が働かず、片付けができないとか、普段なら難なくできる判断(どこに何を片付けるか、今からどの服を着るかなど)が難しくなったりします。また、朝起きるのが大変だったり、寝付きが悪いとか、夜中に目が冴えてしまうこともあります。これはセロトニン不足によるものだと私は確信しています。
セロトニンは体内で生成されるホルモンの一つで、体内時計や自律神経にも関係しています。セロトニンが体の中で十分つくられていると、目覚めがよく、スッキリとした気分や明るい気持ち、周りの人への思いやりをもたせてくれ、良い表情、集中力、良い姿勢をつくることができます。セロトニンはうつの治療にも活用されているくらい効果があって、しかも無料ですから利用しない手はありません。
3つのできること
そこで、体内でセロトニンが生成されるのを助けるために、3つのことを提案します。
一番は「太陽の光を浴びること」です。そして、「運動すること」「深呼吸すること」
外で息が弾むくらいの軽い運動をすることで、ものすごく気分も体調も良くなります。散歩でも十分です。特におすすめなのは、朝や午前中に行うことです。(理由は別のコラムで)
余談になりますが、誰かとケンカした時や、仕事が行き詰まった時、ちょっとその場を離れて外を散歩すると、セロトニンが生成されて気分も頭もスッキリします。
冬の朝と雨の日は?
ここまでくると、冬の朝や雨の日はどうすりゃいいの?と思いますよね。そういう日は特に気分が悪い日ですから。
私は光の目覚ましを買いました。セットした時間の15分前から徐々に明るくなって、明るい光で起こしてくれます。自律神経のスイッチをONにして(副交感神経から交感神経に切り替えて)くれるので、起床や朝の支度が楽になります。雨でも曇りでも、朝はしっかりカーテンを開けて、部屋中の明かりをつけることが助けになります。また、雨でも屋外の方が明るいので、透明の傘をさすと光を浴びることができるそうです。
冬の日本海側でうつの人や自殺が増えるのは、天候の関係で日照時間が短くなるからだと言われています。太陽の光侮るなかれ。