必須!あたためる 

すぐにできること

大きな原因の1つが冷えだということはおいおいお伝えします。 まずは、すぐできる体を温める方法を4つ(飲むもの、食べるもの、着るもの、生活習慣)紹介します。

飲むもの

 人の内臓の温度は37〜38℃が理想的で、消化吸収が促進され、血流も良くなります。

 では、日常的に飲むものが冷蔵庫から出したばかりのような5℃のお茶だったらどうでしょうか。内臓の温度は一気に下がりますね。再び、体温は戻るでしょうが、水分補給のように繰り返し飲んでいれば、内臓の温度は徐々に下がっていきます。

 小学生や中学生の水筒の中身は概ね冷たく、中には氷がカラカラ鳴っている子も珍しくありません。冬でもです。

 日常的に水分補給に使うものは温かい飲み物にし、お腹の中を温かく保ちましょう。特に夏場は「ガブガブ飲めて、ぬるい」程度の温度に留めておくことを強くお勧めします。夏は、ただでさえ冷たい食べ物や飲み物、クーラーで体が冷やすい時季です。私も以前は夏の方が生理痛がひどかったと記憶しています。

 夏のお茶といえば麦茶ですが、薬膳では麦は体の熱を取ると言われています。この麦茶をぬるい温度で飲むのが緩やかな暑さ対策かなと思います(野外などのごく暑い場所や、激しいスポーツを行う場合など、状況に応じて判断してください)。私は水出しの麦茶を濃いめに作っておいて、朝、熱湯で割って水筒に入れて持って行きます。

食べるもの

 毎回の食事に温かいものはありますか?

 飲み物と同じ理由で、食事には温かいものを含むようにしましょう。全部冷たければ、汁物や熱いお茶を添えるだけでもずいぶん違います。が、できれば食べるもの自体が温かい方が、精神的にも消化吸収のためにも良いでしょう。内臓の温度が下がると、その回復にエネルギーを費やすため、疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなります。慢性的な冷えは下痢と便秘も引き起こします。

着るもの

 とにかくお腹から下を冷やさないようにしましょう。

ウールや絹の5本指靴下(汗で足が冷えるのを防ぐ)、レッグウォーマー、腹巻き、腹巻きパンツ、腰まである衣類などです。 

 最近、学校の制服が女子でも長ズボンを選択できるところが出てきました。冬にスカートを強制する学校文化は早くなくなるべきです。強制するなら教師も真冬の寒い日にくるぶしまでのソックスと膝までのスカートで通勤し、1日過ごしてみるべきです。未来ある子どもの体を冷やすことを強制するなんて、虐待に当たらないのかしら。

生活習慣

 なんと言っても湯船に浸かることです。

 体を温める効果とリラックス効果があるので、生理痛やPMSのケアには効果絶大です。余裕があれば、電気を消してキャンドルを焚くと、副交感神経が優位になるので、睡眠の質が上がり、ストレスの緩和ができ、次の日のコンディショニングに大いに役立ちます。

 時間がない時は、シャワーをしながらタライで足湯をするだけでも、違いがあります。

 最後まで読んできただき、ありがとうございました。

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